ちょっと怖い!?電気マッサージ風呂の仕組みと効能

電気風呂のタイプ

 

日本で電気風呂が最初に設置された施設は、京都にある船岡温泉だとされています。病院で使う低周波治療器からヒントを得て電気風呂を設置したそうです。これに伴って、名称も、料理旅館の船岡楼から、1933年に特殊船岡温泉と改称されています。

 

この船岡温泉は脱衣所、浴場、旧船岡楼、旧理髪店が2003年に国の有形文化財になったそうです。かなり歴史のあるお風呂屋ということです。

 

さて、この電気風呂の仕組みについてですが、製造会社のホームページに記載されている内容をみると、電気風呂装置は、大別して電源装置、電線、電極板の3つで構成されており、電源装置から発生させた微弱電気を、配管、配線した電線を通して浴槽内に設置してある電極板間に通電させます。電源装置には種類があって電流が変わります。

 

「ソフトタイプ」は、連続的な刺激を与えられるベーシックタイプです。「マッサージタイプ」は、断続的にゆっくりもまれる感じの刺激を与えます。「タタキタイプ」は、トントンたたくような感じの刺激を与えます。「マルチタイプ」は、前3タイプすべてを出力可能で、各タイプを組み合わせた自動モードを搭載しています。

 

こうしてみると、確かに低周波治療器に似ていますね。マルチタイプの万能感が魅力的ではありますが、お風呂屋さんによって、どのタイプなのかは違うそうで、実際に入浴してみるか、お風呂屋さんの担当者に尋ねてみることになります。